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グラフの使い方シリーズ:グラフの基本を理解しよう!

time 2016/08/24

※解説記事内の画像はExcel 2010のものです。

皆様こんにちは。JMIRIのなんでも屋「メガネ」です。今回からグラフの使い方シリーズとして連載をしていきます。まずは「グラフの基本を理解しよう!」をテーマとしてあんなこと、こんなことをご紹介したいと思います。

さて、ビジネスの現場では良く目にするグラフですが、いざ自分で作成しようと思うとどのグラフを使うのが良いのか迷ってしまうことが良くありますよね?

また、上司や顧客等に「これは使うグラフが違う」と指摘されたことはありませんか?
実は、グラフの使い方には基本となるルールがあります。このルールを守っていないと、せっかく苦労して分析した結果が「わかりにくい」「伝わらない」ということになってしまいます。これから数回の連載でグラフの使い方の基本ルールをお伝えしていきたいと思います。今回は1stStepとしてビジネスシーンで使用するグラフの基本パターンをご紹介します。

グラフの基本は4種類:「縦棒グラフ」「折れ線グラフ」「円グラフ」「横棒グラフ」

基本となるグラフは「縦棒グラフ」「折れ線グラフ」「円グラフ」「横棒グラフ」の4つです。まずはこれらのグラフの使い方と特徴を理解していきましょう。

Excelでいうと、この4つですね。

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ここからは、グラフを使い慣れていない方々に向けて、【理解のしやすさ】に主眼を置いて書き進めていきます。ですので、熟練(プロ)の方々からすると、違和感のある、かなり大胆な言い切りや「いやいや、これ以外にもこんな使い方があるよ」といったご意見があるかと思いますが、今後応用編として触れていきますのでご容赦ください。

それでは、まずは「縦棒グラフ」です。

時系列といえば、縦棒グラフか折れ線グラフ

まず基本となる4つのグラフのうち、「縦棒グラフ」と「折れ線グラフ」は、ビジネスシーンで良く出会う「時系列」を用いた分析やレポーティングで頻繁に使用することになります。

それでは、縦棒グラフを見てみましょう。

【縦棒グラフ】

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縦棒グラフの縦軸は、連続した特定の量(実数)を表します。もう少し具体的にいうと、売上金額、患者数、MR数などが当てはまります。ざっくりいえば数えられる量(数字)ですね。横に並ぶのは基本的に時系列(年月や日付)です(応用編では時系列以外を用いることがあります)。売上等の実績報告資料として使用される頻度が高いグラフですね。

続いては折れ線グラフです。

【折れ線グラフ】

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折れ線グラフの縦軸は、変化を表す数値です。もう少し具体的にいうと、売上前年同月比、製品マーケットシェア、平均値、製品別売上高(の比較)などが当てはまります。横に並ぶのは縦棒グラフ同様、時系列(年月や日付)です。これも縦棒グラフ同様に使用頻度が高いグラフですね。

原則使わない円グラフと、意外と使える横棒グラフ

【円グラフ】

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円グラフは、ある要素の内訳を示すグラフです。もう少し言うと、比率の合計が100%となるような表現をしたいときに使うグラフです。比較的馴染みのあるグラフかと思いますが、実は今回ご紹介するグラフの中で「最も使わないグラフ」です。

一見便利に見え、見栄えの良い円グラフですが、時系列分析のような推移比較には向きません。また、内訳を示すグラフでありますが、その内訳の要素が4つ以上になる場合は大変見にくくなるため、原則使用しません。もう一つ使わない理由を挙げれば、伝えられる内容の割にスペースをとってしまうという問題もあります。まだまだ使わない理由を挙げていきたいところですが、キリがないので気になる方は「円グラフを使わない理由」とでもWeb検索してみてください。

尚、円グラフを使用するとすれば、男女比を表現する(上記例)のような内訳の要素が2つ(男性、女性)程度で、要素の一つが25%や33%などある程度きれいな角度を満たす際といった極々限定的なケースです。私も以前は円グラフを使用することがありましたが、ここ数年ほぼ使用していません。(つかうとすればワザと/意図を持ってデータをわかりにくくするケースです。)

どうしても円グラフを使いたくなるデータがあったとすれば、まずは、次にご紹介する横棒グラフの使用を検討しましょう。

【横棒グラフ】

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横棒グラフは、同じ属性の項目や順位を明確にしたいときに使用するグラフです。少しわかりにくいですね。このグラフは時系列比較をしないときに最初に検討すべきグラフです。ものすごく極端に言えば、「時系列比較をしないときに使うグラフ」と言ってもいいかもしれません。

個人的にはとても使い勝手の良いグラフだと思っています。その大きな理由の一つに「項目名が長くても読みやすい」が挙げられます。上記グラフの「東海・北信越・京滋およびその周辺支店」は結構長い項目名ですよね?こういった長い項目名を使用しても読みやすさを保ったまま、違和感なく売上金額の比較ができていますよね。

ただし少し注意が必要なグラフでもあります。上記の例は、2016年4月の支店別の売上金額について、「売上金額の高い順」に並べたグラフです。即ち、売上の高い「順位」を表現することに主眼を置いた表現となります。

実はまったく同じデータを使っても、伝え方によってはもう一つ正解があります。

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こちらの表現は、支店を北から順に並べたグラフです。これもスッと頭に入る表現だと思います。なぜなら地域は北が上で南が下で表現されることが多く、この表現をすると地図を連想しながら把握することができるからです。毎月毎月定期的に報告する場合は、ランキングにせず、北から順に並べることで項目の場所を固定して表現することで理解しやすくすることもできます。単月の実績を横棒グラフで報告し続ける場合は、これも正解の一つですね。

グラフの基本を理解しよう!まとめ

ということで基本となる4つのグラフをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
今回の大切なメッセ―ジはこちらです。

「時系列分析は、縦棒グラフか折れ線グラフ」
「円グラフは原則使わない」
「意外と使える横棒グラフ」

また次回以降もグラフの使い方シリーズをお伝えしていきたいと思います。

以上、メガネがお送りしました!

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このブログについて

このブログ(JMIRI Office部)は、製薬企業のマーケティング部門の方やアナリティクス/レポーティングを担当している方に向け、Excel / PowerPointなどのOfficeソフトの使い方、分析の考え方、グラフの使い方、美しい資料の作り方、効率的な作業の進め方など、仕事に役立つ様々な情報を少しゆるめに発信していきます。

Author:医療情報総合研究所(JMIRI)について

医療情報総合研究所 JMIRIは、まだビックデータという言葉が無いころに日本で初めて処方情報データベースの運用・分析を開始した、処方情報分析のリーディングカンパニー。これまでに累計数十万ページ規模の分析レポート/グラフを製薬企業に向けて作成/提供してきました。

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