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四捨五入・切り上げ・切り捨て3兄弟、ROUND関数

time 2016/08/31

※解説記事内の画像はExcel 2010のものです。

こんにちは、カップラーメン大好きキャンベルです。
本日は端数処理の3兄弟「四捨五入、切り上げ、切り捨て」の関数を取り上げたいと思います。

それぞれ、こちらの関数になります。

関数 説明
ROUND(数値, 桁数) 数値を指定の桁数に四捨五入する
ROUNDUP(数値, 桁数) 数値を指定の桁数に切り上げ
ROUNDDOWN(数値, 桁数) 数値を指定の桁数に切り捨て

端数処理の関数は他にも色々あるのですが、今回はよく使うこの3つの関数に絞ります。
ちなみに消費税は一般的には切り捨てなので、ROUNDDOWNを使うことになります。

第2引数に注意!

ROUND、ROUNDUP、ROUNDDOWNの引数は3関数ともに共通となっています。
=ROUND(数値, 桁数

数値は対象となる数値のことで、数値またはセル参照で指定します。
桁数は処理後の桁数のことで、正数(小数点第1位~)、0(整数)、負数(1の位~)を指します。

例えば、ROUND(55.555, 桁数)で以下の桁数を渡した場合、以下のような結果になります。

関数  表示する桁数  結果
=ROUND(55.555, 2 小数点第2位 55.56
=ROUND(55.555, 1 小数点第1位 55.6
=ROUND(55.555, 0 整数 56
=ROUND(55.555, -1 10の位 60
=ROUND(55.555, -2 100の位 100

3つとも使い方は同じ

では、3兄弟の違いを見ていきます。

下の図を見てください。
C2セルの数値(100.26)をそれぞれの関数を使って、小数第一位で表示したときの結果がこちらです。
img01
使い方は同じですが結果が異なっていますので、状況に応じて使い分けをしましょう。

特殊なケースでも使える?

たいていの場合は、ROUND3兄弟で事足りることが多いのですが、会社のルールや特殊なケースによってはそれ以外の場合もあります。
例えば、調剤報酬の薬剤料の計算は、五捨五超入と定められています。

五捨五超入とはその名のとおり、
5ピッタリは切り捨て、5を少しでも超えると切り上げ ってことです。
四捨五入との違いは、5を切り捨てるか切り上げるかですね。

以下の点数を五捨五超入して整数で表示すると、こうなります。
10.49点→10点
10.50点→10点
10.51点→11点

これをROUND関数を使って表してみると、以下のように表すことができます。
=ROUNDUP(数値-0.5, 0)

0.5をマイナスした数値を切り上げるという意味になります。
元の数値が0.5未満だった場合に計算させたくない場合は、IF文を入れて回避しましょう。
=IF(数値<0.5, 0, ROUNDUP(数値-0.5, 0))

似ているけど違う、ROUND関数 vs 書式設定

小数点以下の四捨五入であれば、メニューにある機能でも実現可能です。
[ホーム]→[数値]エリアの以下アイコンをクリックすれば、簡単に四捨五入した値に変わります。
img02
ROUND関数との決定的な違いですが、以下の図を見てください。
B列の数値をもとに、C列では書式設定、D列ではROUND関数を用いて少数第2位を四捨五入しました。

ご覧のとおり、ROUND関数は合計値が異なっています。
img03
C列の書式設定では、見た目が少数第1位までの表示となっているだけで、セルの値は元の数値を保持しています。
一方D列のROUND関数は、実際に端数処理がおこなわれ、セルの内容も小数第1位までになっています。
その結果、合計値で違いが出たのです。

ただ端数を丸めて見せるだけならいいのですが、こんな落とし穴がありますので、ご注意を。。。

まとめ

ROUND関数は、数値を四捨五入・切り上げ・切り捨てをする場合に使用する関数です。

=ROUND(数値, 桁数

数値は対象となる数値のことで、数値またはセル参照で指定します。
桁数は処理後の桁数のことです。指定時はくれぐれも注意しましょう。

使い方さえ理解していれば大変便利な関数ですので、ぜひマスターしておきたいところですね!
他にも端数処理の関数はありますので、またの機会にご紹介していきたいと思います。

以上、キャンベルでした。

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このブログ(JMIRI Office部)は、製薬企業のマーケティング部門の方やアナリティクス/レポーティングを担当している方に向け、Excel / PowerPointなどのOfficeソフトの使い方、分析の考え方、グラフの使い方、美しい資料の作り方、効率的な作業の進め方など、仕事に役立つ様々な情報を少しゆるめに発信していきます。

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