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NDBオープンデータを見てみよう → 地図上にデータをプロットしよう

time 2017/01/16

※解説記事内の画像はExcel 2010のものです。

新しい年に入り寒い日が増えてきましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。インフルエンザは例年より早めに流行しはじめた模様です。

過日、厚生労働省(以下、厚労省)よりレセプト情報・特定健診等情報データベース(以下NDB)の第1回目オープンデータが公表されました。
早速データを覗いてみたところ、薬剤に関しては、H26年4月~H27年3月の年齢性別、都道府県別の薬剤の処方数量のデータのようです。
多少強引な流れですが今回はNDBのデータを用いて昨年度におけるタミフル処方数量を都道府県別にExcelでプロットしてみたいと思います。

NDBデータのダウンロード

早速、厚労省のウェブページからNDBデータをダウンロードしてみましょう。
厚労省のホームページより、
[ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 健康・医療 > 医療保険 > 第1回NDBオープンデータ]のように進みます。
(URL:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000139390.html)
ndb_1

 

そのまま下の方までスクロールすると、「薬剤」のNDBデータがダウンロードできるリンクがあります。
今回は[内服 外来(院内) 都道府県別薬効分類別数量]、[内服 外来(院外)都道府県別薬効分類別数量]のリンクから
院内外の内服薬のデータ[Excel形式](以下、院内データ、院外データ)をダウンロードします。
ndb_2

 

タミフルデータの抽出

続いて院内と院外の[タミフルカプセル75 75mg]、[タミフルドライシロップ3%]の数量データを取り出してみましょう。
まず、院内データを開きフィルタでタミフルのカプセル、ドライシロップのデータのみ表示してみましょう。

表全体を選択(A3~BC2224)までを選択し、[Ctrl + Shift + l]でフィルタをかけます。
ndb_3

 

医薬品のフィルタから「タミフル」を入力し、[OK]を押下します。
ndb_4

 

抽出された院内のタミフルのカプセル、ドライシロップのデータを別のExcelシートにコピペします。
院外のデータも同様にコピペし、最後に3~4行目のヘッダをコピペします。
続いて都道府県別にタミフル全体の院内外の処方数量の合計を7行目に追加しました。

ndb_5

 

一旦、新しいシートに都道府県名と、合計処方数量を行と列を入れ替えコピペしておきます。
(合計処方数量は関数になっているので、行列を入替える前に数値の形式を値にして上書きしておきます。)

ndb_6

 

 緯度・経度データの入手

それでは、タミフル全体の数量を地図上にマッピングするための、緯度・経度のデータを入手しましょう。
今回は以下のURLから県庁所在地の緯度・軽度データを入手しました。
(みんなの知識 ちょっと便利帳:http://www.benricho.org/chimei/latlng_data.html)

ndb_7

 

ダウンロードしたデータはこんな感じになっています。

ndb_9

 

このダウンロードしたシートを先ほどの都道府県別タミフル数量データを作成したExcelブックへコピーした後、

都道府県名をキーにVlookupで先程のタミフル処方数量データに緯度と経度を挿入します。

ndb_8

 

都道府県毎にタミフル処方数量をプロットする

先ほどの都道府県別のタミフル処方数量データをバブルチャートでプロットしてみましょう。

まず準備として、日本列島の白地図画像を準備します。緯度、経度線が入ったものがベストです。

続いてバブルチャートでプロットします。

B列からD列までを選択し、[挿入タブ]から[その他のグラフ]-[3-D効果付きバブル]を選択します。

ndb_10

 

縦軸(緯度)の軸の最小値を25、最大値を45に変更、同様に横軸(経度)の最小値を125、最大値を145に変更します。

バブルの大きさを調整します。バブルを選択し、右クリックの[データ系列の書式設定]から[バブル サイズの調整]の値を7にしました。

ndb_11

 

続いてプロットエリアの背景を先ほど取得した白地図画像に設定した上、

白地図の緯度線、経度線のメモリをグラフのメモリに合わせつつ、地味に白地図画像の引き伸ばし比率を調整しながらプロットした点と地図の位置を合わせます。

ndb_12

 

 

緯度・経度等を調整し化粧直しをしたグラフが以下です。

ndb_13

 

まとめ

今回はやや強引に地図上にグラフをプロットしてみましたが、如何だったでしょうか。

Office2013以降であれば、「Power Map」というアドインを有効化することで地図上でグラフを描けるようです。

以上、皆様におかれましては、全くもってお役に立たない情報でした。

インフルエンザに罹患しないようご自愛くださいませ。

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このブログについて

このブログ(JMIRI Office部)は、製薬企業のマーケティング部門の方やアナリティクス/レポーティングを担当している方に向け、Excel / PowerPointなどのOfficeソフトの使い方、分析の考え方、グラフの使い方、美しい資料の作り方、効率的な作業の進め方など、仕事に役立つ様々な情報を少しゆるめに発信していきます。

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